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あなたに名作を観てもらいたくて 日本のミステリ映画の最高峰 でも原作はこれより上 石坂浩二の当たり役 金田一耕助映画の最高傑作 市川昆の遺作★犬神家の一族(2006年 東宝) 

ポスターの下に本編(フル)があります。

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解説

76年に角川映画の第1作として公開され大ヒットを記録した同タイトルを、市川崑監督&石坂浩二主演という当時のコンビのままで30年ぶりにリメイク。昭和22年、信州諏訪・犬神財閥の当主佐兵衛が逝去。犬神家の顧問弁護士である若林はその遺言書を巡って家族内で問題が起きることを予期し、東京から探偵の金田一耕助を諏訪へ呼び寄せる。だが、金田一が諏訪に着いた日に若林が殺害される。プロデューサーは「呪怨」「リング」の一瀬隆重。

製作年 2006年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 136分
オフィシャルサイト  

資料出典:映画.com

  • 偉そうな言い方ですが、僕はこの映画を認めています。

同じ市川昆監督の1976年版の方がいいという声もあるかもしれませんが、映画自体の出来はどちらもほぼ遜色なくて、市川昆監督の遺作というのが僕にとってのプラスアルファです。

ミステリ映画としても、娯楽作品としても邦画の中で抜群の出来です。

 

名探偵が好きな人、ミステリ小説が好きな人はこれを見てもまず後悔しないと思います。

最近、このブログでいろいろダメな映画を紹介しているので、御口直しの意味を込めて「犬神家の一族」をお届けします。

明智小五郎、神津恭介、伊集院大介、御手洗潔、十津川警部、浅見光彦等々、日本人の名探偵もたくさんいますが、僕はたぶん、探偵さんの中では金田一耕助が一番好きです。

万年青年のような、うだつのあがらないぼうっとした青年で、どんな陰惨な事件の渦中にいても所在無げな部外者で、冷静な観察者であり、いつも愛と優しさを忘れないヒューマニスト。

大きな事件が解決した後に、ほぼ毎回のように、「僕がもっと早く事件を解決していれば、被害者はもっと少なくてすんだのに・・・・・・」と言葉にして後悔する。

そして放浪癖があり、事件後は、しばらくどこかに姿を消してしまう。

僕は将来、金田一耕助や伊集院大介になりたいと思った少年でした。

いまでも彼らは僕の憧れの人です。

本気で本はいつもいろいろ言っているけど、なら、本にとってどんな映画がいい映画なの? への一つの答えがこれです。

すべての人へ、特に「犬神家」をまだ知らないうらやましい方へ、オススメします。

 

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