1980年 8月公開の映画その2 (本気で本の個人的、思い出)
こんにちは。
本気で本です。
今回は、1980年 8月公開の映画その2 です。
さっそくいきますね。
まずは、8月15日。「13日の金曜日」公開です。
あの有名なホラーシリーズの1作目ですね。
世界的に大ヒットしました。
これは米国で先に5月に封切られてヒットしていたので、前情報として、そんでもなく、怖くてやばい映画がくるらしい、みたいな噂が流れていて、僕もTVなどでそれを聞いていて、どんなやつがくるんだろう、と思って、家族に連れられて見に行ったら、思いのほか、意外にまともな? 話で、(この第一作目はジェイソンの母親が殺人鬼として、キャンプ場にきた若者たちを殺しまわり、最後にはヒロインに反撃され、自分が死んでしまう)見方によっては、息子(ジェイソン)を亡くした(今作の時点では死んでることになっていた)かわいそうなお母さんのエピソードだったので、スプラッターというかショック的な殺害シーンはあるものの、まだ、それなりに落ち着いてみられる映画でした。
というのは、あくまで、当時9才の僕の印象です。
まさか、この大ヒットで次々と続編が製作され、ジェイソンが不死身のホッケーマスクの怪物になってしまうとは、まったく予想していませんでした。
Friday the 13th Part 1 - Trailer
僕個人としては、「13日の金曜日」シリーズは、まず、1作目とそれ以後とは別ものだと思っていて、シリーズと認めるとしても、せいぜい2までです。
3作目以降は、ジェイソンがホッケーマスクをかぶった大男になって、ジェイソンという怪物を楽しむモンスター映画になっています。
3作目からの、これらの作品が近代のホラー映画の流れを作ったのは、否定しませんが、実際、作品をご覧になればわかるように、「13日シリーズ」は、だんだんプロレスみたいになっていきます。
やがてジェイソンは、NYへ上陸したり、超能力少女と対決したり、近未来では宇宙船の中で暴れまわったりするようになります。
やれやれ、です。
僕としては、2009年に公開されたリブート版(過去の1~4作目の内容を合わせたようなお話)が好きなのですが、こちらは興行収入は良かったのに、続編は作られていません。クラアッシックな雰囲気の正統派ホラー映画でした。
ジェイソン。アメリカ人にあきられているのかも。
1980年8月公開の映画、紹介のラストは、8月30日公開の「地震列島」です。
豊橋東宝でみました。
当時まだ、1973年に公開されて大ヒットした「日本沈没」の記憶が観客にも、映画会社にも残っていたようなのですが、この映画は、わけのわからないお話だった。記憶があります。
勝野洋演じる主人公の地質学者が浮気をしていて、奥さんとの仲が微妙になっていて、そのまま大地震に巻き込まれて、最後、自己犠牲によって死んで、奥さんは助かる、みたいなお話でした。
子供だった僕もなんだこりゃ、と思いましたが、日本の大作映画ってこういう、脚本がなんだこりゃ、な作品がけっこうある気がします。
こちらは、脚本ももっとまともで、記録的な大ヒットをした「日本沈没」。
さて、2回にわけてお届けした1980年 8月公開の映画は以上になります。
ホラー映画の続編がガンガン作られて、いつの間にか第1作目のよさが消えてしまうところも、1作当たると同じような邦画が量産して製作されるところも、いまとあまり変わらないですね。
今回は以上です。
失礼します。