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読んでないかもしれない感想文(6) エラリー・クイーン(1)


ミステリ、犯罪がらみの曲ということで、倉木麻衣のPERFECT CRIME

こんにちは。
本気で本です。
のっけから質問なのですが、なぜ、あなたは文章、お話、つまり小説を書くのでしょうか?
この答えは、以外と簡単で文章を書く人間は、自分が他者の書いた文章を楽しんだり、感銘を受けたりしたことがあるので、それを読むうちにいつしか自分も書くようになった人がほとんどだと思います。
まずは読んで楽しみ、それを自分でも作り出そうとする。それが文芸家誕生の自然な流れではないでしょうか?

僕の場合、好きな作家はそれこそいくらでいますが、49歳のいまの時点でこの人(作家さん)はすごいなとすぐに名前がでてくるのは、ミステリ作家のエラリー・クイーンだったりします。
エラリーについては、皆さんよくご存じだと思いますが、ユダヤ系アメリカ人のいとこ同士のフレデリック・ダネイとマンフレッド・ベニントン・リーが二人で競作した時のペンネームがエラリー・クイーンであり、そもそもダネイもリーもとりあえず明らかにしたそれぞれのその名前も、実はペンネームであり、二人の本名はまた別にあるのです。

この人たちは作品も人生もどれもが手の込んだ作り物みたいな人たちで、僕はそこが気に入っていたりします。

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エラリー・クイーンの国名シリーズ第一作目、ローマ帽子の秘密の雰囲気

読者は、作中の探偵役と同じく、事件の真相(犯人)を知るために、ページをめくり、頭脳労働(謎を解く努力)をする。
それがいわゆる、パズラー(謎解き本格推理小説)の様式であり、エラリー・クイーンの世間で高評価された作品の多くは、パズラー作品です。
彼らは、それまでの推理小説以上の謎と解法を用意して、世界中の読者を楽しませてくれました。
クイーンの著作で特に有名なのは、題名に国名を冠した国名シリーズと呼ばれる9作でしょう。
まだ、クイーンの国名シリーズを読んでいない方がおられるのなら、2021年の現在なら僕は、角川文庫ででている国名シリーズをお薦めします。
早川書房版よりも、東京創元社の文庫よりも、いま書店にある角川版は、訳文が新しく、以前、早川や創元版を読んだ人にも新しい気持ちで楽しめると思います。

 

ローマ帽子の秘密 (角川文庫)

ローマ帽子の秘密 (角川文庫)

 

 

 

フランス白粉の秘密 (角川文庫)

フランス白粉の秘密 (角川文庫)

 

 

 

オランダ靴の秘密 (角川文庫)

オランダ靴の秘密 (角川文庫)

 

 

 

ギリシャ棺の秘密 (角川文庫)

ギリシャ棺の秘密 (角川文庫)

 

 

 

エジプト十字架の秘密 (角川文庫)

エジプト十字架の秘密 (角川文庫)

 

 

 

アメリカ銃の秘密 (角川文庫)

アメリカ銃の秘密 (角川文庫)

 

 

 

シャム双子の秘密 (角川文庫)

シャム双子の秘密 (角川文庫)

 

 

 

チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫)

チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫)

 

 以上の9冊が角川文庫版のエラリー・クイーン著の国名シリーズの表紙です。
もし、気に入った表紙があれば、それからでも試しに読んでみれば、素敵な謎があなたを待っていると思います。

 さて、実生活で、「エラリー・クイーンの良さを知りたい」と言う親しい人に、僕がプレレゼントするのは、オランダ靴の秘密です。

僕が思うには、オランダ靴はクイーンの推理小説ならではの謎解きが、わかりやすく詰め込まれてるお話だからです。
本日は以上です。
では、また。
失礼します。

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