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文学賞に応募する、かもしれない人のための下調べ


『乱歩奇譚 Game of Laplace』ロングPV

 

こんにちは。
本気で本です。
唐突ですが、これを読んでいる皆さんは、かってでも、現在進行形でも、小説の投稿というか、いわゆる文学賞に応募されたことはありますか?
僕の場合、その後もいろいろあるのですが、一番、記憶に鮮明に残っているのは、大学生の四年間、毎年、1月に締め切りのあった 江戸川乱歩賞に応募していたことです。
日本の推理作家の登竜門、当時も、おそらくいまも多く推理作家希望の人が投稿している公募制の新人賞です。
僕も当然、結果は橋にも棒にもかからず、同じく最終選考までもいけずあえなく落選した島田荘司や綾辻行人と同じ憂きめにあったのですが、あれはもう書くこと自体が楽しくて、自分は今年も乱歩賞に応募するぞ! という意気込みが日々を生きるモチベーションになっているような感じでしたね、いま思えば。

今回の冒頭の動画が、その日本推理小説の父、江戸川乱歩を作品をモチーフにしたアニメ 乱歩綺譚 のPVです。
前述の大学時代の経験があるので、僕の中ではいまも投稿=乱歩賞のイメージが強く残っています。
で、そんな感じの投稿青年だったので、当時から現在にいたるまで、芥川賞を視野に入れて投稿したことなど一度もなく、高学歴のいとこが すばる文学賞 に投稿してるのは本人から聞いて知ってはいましたが、僕はそれは関係ないな、と思ってました。

前回のブログ記事からの続きですが、芥川龍之介賞(一般には、略して芥川賞と呼ばれています)若くして亡くなった大正時代に活躍した作家芥川龍之介の友人菊池寛が、創設した新人もしくは世に知られていない文人のための文学賞です。
芥川賞は公募制ではなく、まずこの賞の候補になるためには、5大文芸誌と呼ばれる雑誌で賞をとるかともかく入選するなどして、自分の作品を世に出さねばなりません。
ちなみに、5大文芸誌とは、

①文學界 毎年9月締め切りの文學界新人賞。

②群像  毎年10月締め切りの群像新人文学賞。

③新潮  毎年3月締め切りの新潮新人賞。

④文藝  毎年3月締め切りの文藝賞。

⑤すばる 毎年3月締め切りのすばる文学賞。
この5つの賞のどこかにひっかからないと、お話にならないという状況です。
ネットにはそれぞれの賞の傾向と対策についての記事がアップされているので、まじめにチャレンジする人はそれを読むと役に立つと思います。

ところで本さん、あんたはどうするの?

 

と聞かれれば、

 

そもそも、やる気ゼロなら、こんな記事は書かないよね。と、お答えします。

過去にこうした大きな文学賞では、最終選考の一個前まで行ったのが僕の最高成績で、それは文芸ではあるけれども、エンタメ系のファンタジー小説だったし、純文でガチで勝負して勝つのはきついよねぁ、とは思いますが、しかし、どうせ、僕は生きてる間はどっかでなんか書いてるだろうから、ここで一度勝負してもいいよね、かな。

僕自身、年齢もアレだし、これまでの人生で見たり聞いたりしてきたレアな体験の数々を一つにまとめれば、奇妙なリアルさのある純文学作品になる、かもしれない。

今回の最後は、敬愛する大江戸川乱歩の画像です。
天国の乱歩様、僕もまた頑張りますね。
では、また明日。
失礼します。

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拳銃を持つ江戸川乱歩

 

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