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読んでないかもしれない感想文(2)探偵ガリレオ 東野圭吾-2


朗読 シャーロック・ホームズ 「マスグレーヴ家の儀式」

こんにちは。本気で本です。
今回は、読んでないかもしれない感想文シリーズのその2で、前回のその1とは少し角度を変えて、東野圭吾著の「探偵ガリレオ」について語ってみようと思います。
突然ですが、みなさんは名探偵はお好きですか?

別に小説の登場人物とは限らずに、マンガのコナンや金田一少年、ドラマの古畑任三郎でもかまいません。そうしたいわゆるミステリー作品の探偵役(事実の究明者役)はお好きでしょうか?
いまさらながら、僕は小説に登場する探偵役のキャラクターが大好きです。
もはや探偵役の代名詞ともなっているシャーロック・ホームズを筆頭に、長編ミステリのシリーズ名探偵としては、エラリー・クイーンが大好きです。

で、今回の議題? である探偵ガリレオこと湯川助教授もそうしたミステリの名探偵の一人であり、そもそも探偵ガリレオシリーズの最初の本である「探偵ガリレオ」は湯川助教授が解明する5つの怪事件(短編小説)がおさめられている本で、この様式はつまり、シャーロック・ホームズの最初の短編集「シャーロック・ホームズの冒険」(12編の短編を収録している)と同じで、古今東西の多くの名探偵が、このような連作短編集に登場しています。

有名なところでは、エラリー・クイーンやエルキュール・ポアロにもこうした短編を数作収めてまとめた本があります。

冒頭に貼り付けたシャーロック・ホームズのマスグレーヴ家の儀式の朗読は、僕のお気に入りの短編を朗読したもので、この話が気になった方は、ホームズの2つめの短編集「シャーロック・ホームズの回想」でもとになった小説自体を読んでみると良いと思います。
朗読は朗読で良いのですが、僕個人は小説を読んだ方が楽しめると思います。
ホームズの、特に短編は19世紀に書かれた小説だからか、猟奇的な雰囲気があって、そのホラー、オカルトっぽい味がホームズ短編の大きな魅力ですよね。

そこで「探偵ガリレオ」はどうかといえば、21世紀初頭に書かれ、読まれている作品なので、こちらの作品には、21世紀初頭の日本の雰囲気が作品に漂っています。
結果として日本に生きる日本人の我々は、「探偵ガリレオ」は親近感を抱きやすい作品ですよね。
探偵役の湯川助教授と助手役(=ワトソン役)の草薙刑事が、怪事件を解決する5編は、今回、読み直した僕の私感だと、これは2021年の今現在、現実に起きていても、おかしくない。小説ではなく、現実の犯罪事件のルポとして発表されても、多くの人はそのまま「ふぅん、こんな事件があったのかぁ」と読んでしまえる内容だと感じました。
結論として、「探偵ガリレオ」は、家族の誰かが購入してすでに家にあったり、ブックオフで110円で買ったり、図書館で借りて読んでも、損をしない本だと思いますよ。
あなたが読む東野圭吾の著作の1作めとしてオススメします。

 

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

 

 

 

 

 

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