1980年 11月公開の映画 (本気で本の個人的、思い出)
こんにちは。
本気で本です。
さて1980年もついに11月になりました。
で、ここまでこの年もそれなりにグワっと盛り上がってきたわけですが、この11月は、息切れの月です。
洋画も邦画も新作は公開されていますが、これと言った目玉のない感じです。
いまも昔もそういう月ってありますよね。
それでも、習慣として映画館へ行かずにおられない映画ファンが、思わね、拾いものをしたり、意外な珍品にでくわしたりするのが、こういうシーズンだと思います。
11月1日にマーティン・スコセッシ監督の「ミーン・ストリート」がアメリカよりも7年遅れて公開されます。
つまりこの作品は、日本では「タクシー・ドライバー」が76年に公開されて、スセッシもデ・ニーロもブランドになった後、実は、こんなのもありますよ、と公開されたわけです。
僕がこの映画をみたのは、大学生になってからです。
スコセッシは、めぐまれない生活者感覚のNYを撮るをちょっと知的な監督という感じで紹介されていたし、実際、「タクシー・ドライバー」も「ミーン・ストリート」もそうだったしで、僕の家族は子供を連れて行く映画ではない、と判断して映画館へ連れて行ってくれませんでした。
しかしまぁ、この人は、自分の目で見た、肌で知っているマンハッタンを起点にして、大スター、レオナルド・ディカプリオと組んでいろいろやったり、香港映画のリメイク(ディパーテッド 2006)や遠藤周作原作のキリスト教を見つめる作品(沈黙 -サイレンス- 2016)まで作ったりとバイタリティ豊かな映画人ですよね。
実は、マーティン・スコセッシ監督は、そのキャリアのほとんどの作品は日本で劇場公開されている映画監督です。
この「ミーン・ストリート」の劇場公開にしても、こんな昔(1980)から、本国から7年遅れていても、それでも、スコセッシ作品は、日本で商売になる(人気がある)んだなぁ、と思います。
スコセッシ監督をまったく見ていない、日本の映画フアンってあまりいないと思います。
僕は彼の作品は、20代の頃にレンタルビデオなどで、まとめてみて、そこからは、ほぼリアルタイムでみてますね。
リビングレジェンドというやつです。
次に11月22日に大森一樹監督の「ヒポクラテスたち」が公開されます。
これは、ATG(日本アートシアターギルド)映画なので、敷居が高いというか、劇場でみた人はそう多くないと思います。
僕もこれは後年、WOWOWで観ました。
僕は、ATG映画は、けっこうWOWOWでみてます。
東宝、東映、松竹、日活、大映といった大手メジャー映画会社だけでなく、ATGなどの映画をみると、日本映画もいろいろ挑戦してきたんだな、と思います。
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大森一樹監督は、日本映画ファンなら、この後もちょくちょくでてくる名前です。
ひとまず今回は、大森監督j関係でおもしろそうな動画を貼っておきます。
今回の記事の最後に紹介するのは、カルト映画として名高い「震える舌」です。
これもまた11月22日公開です。
破傷風とたたかう少女と家族のお話なのですが、ホラー風に描かれているので、子供がみるとトラウマになります。
しかし、ラストはハッピーエンドです。
これはどこで観たのかわからないまま、僕の記憶には怖い映画として刻み込まれていて、最近(2014年)のDVD化で、再び話題になって、ようやくいろいろなことがはっきりした感じです。
日本映画のとんでも作品に興味のある方は、どうぞ。
それでは1980年11月は以上ですね。
まえがき通りおとなしめの月でした。
失礼します。