1980年 10月公開の映画 (本気で本の個人的、思い出)
こんにちは。
本気で本です。
自分などはいわゆる文系の人間なので、映画というものは、はじめから、ほとんどの人が好きなもの、みんなに愛されている娯楽である、と考えがちです。
しかし、世の中には、映画だけはダメ、わざわざお金を払って劇場へ行くなんて考えられない、という方もいらっしゃいますよね。
そういう人からみれば、僕なんかは常識外れのおかしな人となると思います。
なぜ、急にこんなことを書いたかと言いますと、このブログを書いていたら、思いのほかに読んでくれる人が多いのですけれども、その反面、これはアリエナイと、僕のブログを読まなくなってしまった人もいるんだろうな、と思うからです。
まぁ、自分と正反対の趣味を持った人のことを考えても、失礼ですが、どうせ、わかりあえないだろうから、自分は自分の道を進むしかありませんね。
(映画をある程度の数以上みていたり、その記憶をずっと大事にしていたりするのが、僕にとっての、AVをたくさん観たり、AV女優のファンイベントにまで通うのと同様の、無意味な行為だったりする人もいる、ってことですね)
今回は、1980年10月です。
10月4日に東映で「野獣死すべし」が封切られました。同時上映は、「ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中」でした。
Youtubeに本編がまるまるあったので、貼っておきます。
2時間、時間がある人、松田龍平は知っているけど、お父さんの優作はよく知らない、という最近の映画ファンの方は、ご覧ください。
僕は松田優作のすごさというのは、映画1本1本にかける情熱が画面からはみ出してきそうで、それが時に、ふざけた気分で映画をみている客を殺さんばかりの殺気をともなっていることだと思います。
子供の僕からみて、そんな松田優作は異質で、カッコよかったです。
僕自身も極端なところがある性格なので、役者という職業にのめりこみすぎている松田優作の姿に、ある種の共感と、自分のしたいことに、ここまでのめりこんで生きられたらいいな、という憧れを感じます。
予告編+EDというすごいものがあったので、あげておきます。
でも、カンのいい人は、これだけみれば松田優作のなにが人気があって、カッコイイと思われていたのか、わかる気がします。
ウムを言わさぬカッコよさをこっちに押し付けてくる感じです。
僕はこの映画は浜松東映でみて、わぁーカッコいいなぁと思いました。
松田優作の印象が強すぎて、併映の「ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中」がまるで記憶にありません。
美女を抱きながら、片手で銃を構える。これが絵になる、日本人俳優ってなかなかいないと思いませんか?
10月10日に、ホラーファンの中では名高い「ゴースト/血のシャワー」が公開されます。さすがにこの作品はリアルタイムではみてなくて、リメイク作品の「ゴーストシップ」2003年に日本公開された時に、ああーこういうのあったのか? とオリジナルをDVDでみた感じです。
ゴースト/血のシャワー (1980) 映画チラシ ジョージ・ケネディ
Ghost Ship (opening w/ credits)
「ゴーストシップ」は、BOOKOFFなどで500円くらいでDVDがよく売ってますよね。
スプラッター気味の幽霊船ホラーです。
10月18日に、制作費46億円の超大作ハード・コア・ポルノ「カリギュラ」(アメリカ)が封切られますが、さすがにこんなもの、ウチの家族でも子供をみに連れて行くわけもなく、僕は大人になってから、DVDで解禁版をみました。
これは性器や性交がガンガンででくる映画史にその名を残す珍品で、興味のある人は、レンタル等で、一度、みてもいいかもしれません。
僕はおそらく再見はしません。
さて、1980年10月は以上ですね。
僕としては松田優作の印象が強く残った月でした。
いくら映画史的に名を残していても、9才の子供が、「ゴースト/血のシャワー」や「カリギュラ」を劇場でみるわけにはいきません。
今回はここまでです。
失礼します。