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映画「七福星」のあらすじとネタバレ感想

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七福星の評価

☆☆★★★

1985年に公開された映画です。

当時、ジャッキー・チェンが出演する映画は、小、中学生を中心とした男性客に多大な支持を受けていました。

この作品も東映系で全国公開され、多くの観客を集めました。

当時の記憶がある人ならば、タイトルを聞くだけで楽しい気分になれます。

が、そうでない人にとってはやはり時代遅れの感はいなめないローカル(香港)アクションコメディです。

この作品を過去に楽しんだ記憶補正がなければ、いま観るのはいろいろつらくて、☆1つの作品のような気もします。

どんな小品にもCGが使われている現在(2018)の作品ではなく、もっとアクションも笑いもなにもかもに手作り感があった時代の香港映画としては、まぁ標準的なできだと思います。

見どころはネタバレ感想の項目をご覧ください。

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日本公開時は、劇場版「あぶない刑事」(第一作め)が同時上映のお正月映画でした。

当時、高校生だった僕は冬休みに、あぶデカ見たさに劇場へ行ったおぼえがあります。

 

七福星のあらすじ

 

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福星シリーズとは刑務所帰りの元犯罪者の5人組の男たちが共同生活を送りながら、なぜか毎回犯罪事件に巻き込まれ、それを解決するために活躍するアクションコメディ映画シリーズでした。

画像の5人がメインで活躍する元犯罪者の5人です。

七福星では前作大福星で日本でのマフィア検挙に協力したご褒美として、5人はタイのパタヤビーチへバカンスにでかけることになります。

ビーチでは、浜辺で寝ている女の子たちの体の下にトンネルを掘って潜り込み、砂越しにさわって体の温もりを楽しんだり、怪しげな魔術師から術を購入して女の子たちを思うように操ろうとしますが、どれも結局失敗します。

そうこうしているうちにまた、犯罪組織がらみの殺人事件に巻き込まれ、殺し屋集団に襲われたりなんだりで香港へ戻ることになります。

ジャッキー&ユン・ピョウはアクション担当 

一方、香港ではジャッキーチェンとユン・ピョウ演じる刑事たちが覚せい剤密輸組織の創庫に踏み込んで大人数でのクンフーアクションを展開しています。

この映画の8割くらいが福星メンバーのコメディで、残り2割がジャッキーがでてくるアクションシーンになります。

アクションメインの映画ではないため、アクションの内容はアクロバティックなものはありません。

しかし、大人数でのクンフーの殺陣や銃撃戦!! などなかなかバラェティに富んでいてハードさはかけるものの見ていて楽しいです。

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ラストはカルチャーセンターで大乱闘 

香港に帰ってきた福星メンバーは、警察からの依頼でタイでの殺人事件の被害者の友人女性と共同生活を送り、彼女を警護することになります。

警護どころから、全員でかわい子ちゃんへちょっとHないたずらのオンパレードです。

そうした緊張感のない場面が続くうちに、偶然が重なって、殺し屋たちと福星メンバー、ジャッキーら刑事らもカルチャーセンタービルに全員が集まることとなり、そこで銃撃戦あり、クンフーアクションありの大乱闘になります。

しかしもちろん、最後には殺し屋らは全員逮捕されて、大量の警官隊がビルに乗り込んできて、めでたしめでたしのエンティングになります。

七福星のネタバレ感想

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この映画のストーリーはゆるゆるですが、そもそも全体の流れよりも個々の場面のギャグとアクションを楽しむ映画なので、それでしょうがないのです。

ただ制作から約30年が経過した現在では、ギャグもアクションも娯楽として観るのも、つらいかもしれません。

画像を貼ったネグリジェ姿のヒロインを水をはったバスタブに無理やり沈めて、透けた乳首を見て楽しむとか、1980年代ならOKでも、2010年代のいまではいろいろと怒られそうです。

さらにこの女優さんは作中、女子トイレで隣りのビルを狙撃しようとしていたスナイパーに出くわし、あわてて盲目のフリをして、男性スナイパーのいる前で、彼の存在に気づいてないフリをしてドアを開けたままの状態で、個室で下着をおろして用を足してででくる!! というとんでも場面があります。

また、当時スケジュールが詰まっていて限界だったジャッキーが自分から、「もうムリだ」と言い出したので、作中で銃で撃たれて、そこから後はジャッキーの出番をなしにしたとか、ファンが知ってもトホトホなエピソードですよね。

ネタバレというか、この映画はジャッキーが出演してはいるものの、鬼気迫るアクションはなく、ただただ80年代の香港映画らしいゆるい空気を楽しむ作品です。

40代以降の人には懐かしいですよね。

七福星の最後に

 

福星シリーズは、五福星、大福星、七福清ときて、この後も続いたのですが、ジャッキーが出演したのはここまでで、これ以降は日本でもヒットしませんでした。

サモハンキンポーが監督し、香港&日本でヒットしたこの作品は、1980年代だったからこそ作られ、光を放った時代のあだ花だったと思います。

最終的にはハリウッドで成功して世界的大スターになったジャッキーですが、香港時代を中心にみてみると、けっこうしょーもない作品にもたくさん出演しています。

時間のある時に、まさに息抜きとしてこれらの作品を眺めるのも贅沢な時間の使い方ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

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