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「機動戦士ガンダムNT」を観てきて映画館について考えた

↑「ガンダムNT」のサントラです。BGMにどうぞ。

 

こんばんは。

一昨日夜「機動戦士ガンダムNT」を観てきた本気で本です。

さて今回のガンダムは宇宙世紀もののオリジナル劇場用映画としては、1991年に公開された「機動戦士ガンダムF91」以来、27年ぶりの作品であり、僕は27年前のF91も公開当時、映画館へ観に行ったのでした。

ちなみにその3年前(1988年)公開の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」も公開時に映画館で観ています。

今回、NTを観た僕は現在、47歳。

F91の時は、20歳で大学生でした。

逆シャアの時は、17歳。

高校三年生の春。高校卒業直前に映画館で逆シャアを観ました。

京都の有名大学Dへ進学する幼なじみと一緒に、いまはなき静岡県浜松市のイトーヨーカドー浜松駅前店内のシネマウエストという映画館です。

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このビルの最上階にシネマウェストはありました。

JR浜松駅前にある小さな映画館でした。

スクリーン数はもちろん1つで、客席はおそらく100そこそこだったと思います。

駅前のデパートというかスーパーの最上階で映画を観るというのが、高校時代の僕は、なんとなく気に入っていました。

最終回の上映を観ると、終演後はヨーカドーが閉店していて、人気のなくなったスーパー内を歩いてこそこそ帰るのがおもしろかったです。

逆シャアの時は超満員で、場内に入りきれない観客が通路で次の回との入れ替えを待っている状態でした。

興行収入11億6000万円で、観客動員数103万人。現在(2018年)の時点でDVD、BR30万枚以上出荷。ということで、大ヒットではありませんが、一部の観客に深く愛されていることを示す数字が残っています。その年のアニメ邦画興収一位の「ドラえもん のびたのパラレル西遊記」の半分くらいの成績です。

同年公開の逆シャアと同じ程度の興収の作品はスタンリー・キューブリック監督の「フルメタル・ジャケット」ですね。

どちらも一部のマニアックな観客に好まれた作品です。

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画像出典元URL:http://eiga.com

満員の映画館でみた逆シャアは、いい思い出です。

観客は、自分と同年代の小学校低学年の時に、リアルタイムで最初のガンダムをテレビで毎週見ていたくらいの男子が多かった印象があります。

そういえば、その年の高校の卒業式でも、クラスメイトと逆シュアの話題で盛り上がっていた気がします。

「アムロもシャアも死んで、オレらが子供の頃から好きだったガンダムも一区切りついたな」的な感じでみんなと話してました。

まさかその30年後に新作のガンダムを満員の名古屋の映画館で観ようとは夢にも思ってなかったです。

そして続いて「機動戦士ガンダムF91」です。

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画像出典元URL:http://eiga.com

これは1991年の3月15日公開で、逆シャアから3年後です。

この時、僕は大学生になっていて、こんな僕にも彼女ができ(いまの女房です)、たまたま公開日に彼女と一緒にいて、「ガンダムの新作やってるから行ってみようよ」と誘って観に行きました。

劇場はいまはなき愛知県豊橋市のピカデリー1(486席)で封切り日なのに、広い劇場に観客がほとんどいなくて、驚きました。

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(画像はありし日のピカデリー1です。ピカデリー1~3と豊橋松竹の4館がまとまっていた複合館でした)

「逆シャアは満員だったのに、アムロもシャアもいないとガンダム映画は客を呼べないのか?」と、映画を眺めながらぼんやりそう思っていました。

数字としてもF91は、興収5億2000万円で逆シャアの半分にも満たない数字で、じっさい当時、全然、盛り上がってなくて、ガンダム映画もこれで終わりか? という空気が漂っていました。

ロボットアニメ映画でいえば、F91の2年前に封切られた「ファイブスター物語」のアニメ版がファンの間でも高く評価されていたりして、「もうガンダムじゃないよね」みたいな感覚は僕も感じていました。

そこから27年後の「機動戦士ガンダムNT」公開まで、ガンダムも、僕自身もいろいろあったわけですが、先日、12月1日に名古屋のミッドランドスクェアシネマのスクリーン5、194席(名鉄名古屋駅の真向かいです!!)で観たNTは、超満員でした。

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(ミッドランドスクェアシネマは名古屋駅まで徒歩2~3分のアクセス良好で、14スクリーンもあるのでニッチな映画も上映する、21世紀の都市型シネコンのひな型です)

パンフレットは通常版も特別版もどちらも品切れでした。

そして、客層は、かって逆シャアの映画館にいたようなガンダムが好きそうないまや中高年になった男性が多く、女性もそれなりの年齢のガンダム好きそうな濃い感じの人ばかりでした。

「ガンダムUC」で内容的にファーストガンダム世代の掘り起こしを狙ったのは、的をえていたと思います。

UCの活躍もあって、彼、彼女たちはこうして劇場に戻ってきたのです。

僕は現在、仕事の拠点がほぼ名古屋なので、今回は最新のバリバリの劇場でガンダムを楽しみました。

僕は、ガンダムの宇宙世紀ものの劇場オリジナル作品は、いまのとことすべて映画館でみていますが、この先、また何十年もガンダムが続いたら、いつか映画館で観られない日がくるかもしれません。

まぁ、それもそれで仕方ないことの気もしますが、そんなに熱狂的なガンオタではないつもりですが、できれば寿命があるうちは、宇宙世紀もののオリジナル劇場作品は映画館で観たいですね。

以上、ガンダム映画と映画館と私でした(笑)

僕にとってこんな感じで映画と映画館が人生の側にあります。

最後にNTのサントラの動画を貼っておくので、いいな、と思われたら、ダウンロード購入などをオススメします。

失礼します。


Mobile Suit Gundam Narrative (NT) Original Soundtrack - FULL OST | Hiroyuki Sawano

 

 

 

 

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