本気で本の2018年、一番印象に残った映画 「D5 5人の探偵」 誰も観てない? 映画です。
こんにちは。本気で本です。
星の数ほどいる? 映画ブロガーさんが、みなさん、それぞれに年度ベストを発表される年末年始シーズンもそろそろひと段落ついた頃でしょうか。
というところで、僕も、昨年(2018)に観た映画の中で、一番、記憶に残った作品をここに発表したいと思います。
おそらくこの作品を年度ベスト的なものに選ぶ人は、作品の関係者か、よほど熱心なファンさんだけでしょう。
大げさかもしれませんが、全国の映画ファンの95%以上に無視されている作品といっても過言ではありません。
レジェンド声優5人が、俳優として主演するミステリー。
昨年6月に静岡県浜松市のミニシアター「シネマイーラ」で上映された際、初日に観に行ってこのブログに感想をアップしました。
「本、おまえ、どれだけこの映画、押してるの?」
と言われそうですが、押してるというか、平均年齢40以上の声優5人が主演で、夜、最終回1回のみの上映で、劇場はおそらくアニメ、声優ファンの女性でいっぱいで、熱気にあふれてて、映画館というよりも、小劇場で演劇をみているような感じで、忘れられない経験としか呼びようのない映画鑑賞でした。
この作品、2019年1月現在のいまもソフト化されていないので、手軽に観ることはできません。
全国あちこちを回って、12月まで劇場公開されていたそうですから、諸般の事情があってソフト化されていないのでしょうが、それでも、映画の後のお話がドラマCD化されて発売されていたりして、そのへんも非常にらしい感じがして僕は気に入っています。
現在のBLにもそういうにおいはあると思いますが、かってヤオイやアニメ誌全般にはマイナーだからこそ、私は、僕は、これを愛すという空気がありました。
ネットが発達してそうした誰も知らない隠れ家みたいな場所は、いまはもうずいぶん少なくなったと思います。
別に非合法な趣味やサークルを求めているわけではないのですが、存在していながらも公にはその存在が見えていないというのがミソなんですよね。
あるけど見えない。
見たい人にしか見えない。
だからマイナー。
僕はそういった意味でのマイナーなサブカルが好きです。
そうしたものは独りよがりではあっても、必ずしもメジャー作品よりも出来が悪いわけではありません。
上に貼った過去記事に映画自体についてはあれこれ書いているので、今日はもう書きませんが、「D5 5人の探偵」個性的(アニメチック?)なミステリ邦画を求めている方と、小劇団のお芝居がお好きな方へはオススメです。
いつかどこかで見かけることがあったなら、ぜひ、ご覧ください。
2018年に劇場で観た他の数多の作品よりも、僕はこれが記憶に残りました。
映画館に心地よいささやかなマイナーを求める方々、今年も僕らによき映画との出会いがありますように。