読んでないかもしれない感想文(5)芥川賞とうどんキツネつきの 高山 羽根子
こんにちは。本気で本です。
さて、こうしたニッチなブログに目を通してくださる読者のみなさんは、やはり読書好きで、そのうえ、御自身も文筆家で小説なんかを書いたことのある人が多いのではないでしょうか?
あえて加えると、昨今流行のなろう系小説ではなくて、かっては文芸誌の募集広告を見て原稿用紙にペンで小説を書いたような、2021年現在ではすっかり古いタイプになってしまった文学少年、少女、青年、中年、さんがこのブログには集っていると思います。
当然、僕もかってはそうでした。
みなさん、そう、おっしゃると思うのですが、賞、金銭、栄誉を得るのが第一の目的ではなく、まずは、文芸作品の創作自体が楽しいので、書いていたんですよね。
僕もそうです。
いま、このブログを書いているのも、そうした理由が根本にあります。
で、49歳の最近、妻や長女に、またしっかり真剣に書きなさい!と叱咤されております。
また、賞に応募するとか、そういう意味です。
そうすると、49歳、脳出血、てんかんで、なにに応募するのが一番楽しく創作できるのかな? と、考えると、
芥川賞
が、ぱっと頭に浮かび、すぐ消えました。
ちゅうかねぇ、ガチ、文学系の雑誌に自身の作品が掲載されることをまず狙うとか、さすがに49歳としては・・・
でも芥川賞の過去最高年齢受賞者は75歳9ヶ月だそうで、それならまだ、20年以上先だよね、とか、思わなくもなかったりして。
で、僕自身が挑戦するかどうかはおいといて、芥川賞についていつになくマジメに考えてみました。
そこで、うどんキツネつきの という奇妙な作品を書いた高山 羽根子が、芥川賞を受賞したことを思い出し、
あー、うどんキツネつきの は、うまいけど、ヘンな小説だったよな。
と、妻にイメージイラストを書いてもらったわけです。
僕が、うどんキツネつきの を読んだのは4年前に脳出血で入院していた時で、
「ヘンな題名の本だけど、僕、まだそれ読んでないんで、脳出血のリハビリとして、買ってきてくれ」
と妻にお願いしたんでした。
とりあえず、作者が芥川賞を得たわけだし、いまは全国の図書館にその著書として、うどんキツネつきの もある可能性が高いので、みなさんも一度、この本を読んでもらえれば、高山 羽根子のうまさと奇妙さ(おもしろさ)がよくわかると思います。
下の動画は、生前の動いている芥川龍ノ介の姿が見られる貴重な映像です。
【Literature】芥川龍之介の動画(AIカラー化) Ryunosuke Akutagawa【AI Colorized】
芥川の死後、友人の菊池寛(文藝春秋社創設者)が新人、世に名の知れていない文人を対象にした文学賞として創設したのが、芥川賞です。
年に二回決まるこの賞の受賞者で、特に有名なのは、安部公房、石原 慎太郎、大江 健三郎、宮本 輝、村上龍などですね。(ここらへんは僕が著作を読んでる人です)
さて、では芥川賞に手を伸ばすために本気で本氏がどう努力するかは、これからの楽しみとして、今日はここまでです。
失礼します。