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2017年のクリスマス 知能遅延と統合失調症 懲役3年6ヶ月 うつ病で入院

こんにちは。

昨日はクリスマスでした。2017年もいよいよ終わりですね。

私は昨夜は友人の御夫婦と一緒にスーパー銭湯へ行っていました。

一緒にいた友人くんというのが、私よりも13歳年下で、生れながらの知的障害(知能遅延)で一級障害者に認定されていて、しかも統合失調症を患っている人です。

彼は今年、10年以上勤めていた会社の契約を打ち切られ、病気がひどくなってしまって、今年の後半は入院していました。

私は彼の結婚式の時に、仲人のようなことをさせていただいた縁もあって、日頃から彼とはお付き合いさせてもらっているのですが、昨日は、外泊ということで病院から外へ出かけた彼と、銭湯へ行ったのです。

知能遅延で統合失調症で、そのうえ彼の親御さんは、新聞に名前が載った犯罪者です。

こうなると、彼がどうのに関係なく、彼のところには、いじめと差別が近づいてきます。

同性愛者の不良に、その気はないのに、強制的に性的なパートナーにさせられたり、彼の人生の話は聞いているだけで、こちらの気が滅入ってしまいます。

いつも明るく、元気、前向きな奥さんが隣りにいてくれるのが、彼の励みです。

 

そうです、うすうす感じた方もいるかもしれませんが、彼は、私の仕事のパートナーさんのご主人さんです。

 

仕事のパートナーさん曰く、「この地球上に、脳出血で倒れたヤツと、障害を持ってる精神病のヤツ二人の面倒を同時に見ている人がどれだけいるか、いるなら、ここに連れてこいや!!!!!!」とまで言われてしまいました。

 

私は副業としてNPO法人団体で働いています。

もともと、友人に精神病の人がいたりしたので、そういう人たちの力になれたらいいな、というか、もっとはっきり言ってしまうと、個人的には、健常者も精神病の人も、そんなに区別しなくてもいいじゃん、くらいに思っていて、その延長線的にある感覚で、かなり重度の患者さん、障害者さんとも普通に付き合っていられるのだと思います。

昨夜は、彼と露天風呂につかりながら、この1年を考えました。

体感として、いまは以前よりも、彼のような人は普通の枠では雇ってもらえなくなりました。

障害者枠での雇用は、やはり普通枠よりも待遇が悪かったりすることがほとんどです。

以前ならば、同じことができるなら、普通枠でいいよ、という企業さんもけっこうあったのですが、いまでは、ちゃんとした会社はどこも、障害者は、支援施設に所属していないと雇用してもらえなかったりします。

そして、障害者はあくまでも障害者です。

私などは、そんな企業側の対応に、「あんたら、こいつの障害がどんなものか、本当に知ってるの?」と聞いてみたくなります。

健常者でも、人に害を及ぼしたり、犯罪を起こす人間はいます。

障害者だから、人間として健常者よりも劣っていて有害である、という風潮は、意識して改めないと、人間は易きに流されますから、つい、そんな色眼鏡で障害者を眺めるのが普通になってしまいます。

私は、自分をそんな障害者の彼らとなんの差もない人間だと思っているせいか、友人、仲間には、障害者や犯罪者が多くいます。

今年は、友人が逮捕され、懲役3年6ヶ月の判決を受けました。

彼は現在33歳ですが、日系ブラジル人で、子供の頃から、周囲に犯罪者が日常的にいる環境で育ってきました。

罪の意識なく窃盗をします。

気がつけば、本人が違法な薬物を常用するようになっていました。

私も彼のことを良い人間だという気はありません。

しかし、こいつは自分の友達ではない、という気もないです。

いまの彼のような状態の時に、彼を気にかけるのは、家族と友人だけです。

法は裁きをくだしはしますが、その後の受刑者たちの人生の助けはあまりしてくれません。

すると、彼らは懲役を終えると、町にでで、罪を犯してまた刑務所に戻ってきます。それしか生き方を知らないのです。

私には、たいしたことはできませんが、せめて彼の友達でい続けよう、とは思います。

私には恩人がいます。

大学の先輩の作家さんです。

大きな賞をとってデビューし、以来ずっと小説家として生活しています。

どれくらいの親しさかといえば、お互いに特に忙しくなければ、週に一回直接あって話をする程度です。

彼は私よりも年上です。

そんな彼がうつ病にかかりました。

精神病院に入院しました。

10代の頃から大変お世話になっているのに、私はなにもできません。

うつ病は、恐ろしい病です。

肉体が健康でも、その人から生きる気力を奪います。

話が少しそれますが、ついこの間のニュースでも、若いアーティストの男性が亡くなったばかりです。

彼の事はそんなに詳しくは知りません。

ですが、「あなたのせいで!!」ではなく、「彼は、うつ病という病に侵されたのです。彼は、病気で亡くなったんです」と、声をかけていたという記事を読み、本当にそうだと感じました。

 

私は、今年の大みそかは彼と一緒に、彼の自宅ですごす予定です。

名古屋ドームへBzのLIVEに行く予定でチケットも買ってありましたが、現在の私の体調ではいろいろ心配なので、LIVEはやめて、彼の家でお鍋を食べてすごします。

自分自身の脳出血は除きましたが、以上が今年の私にあった大きな出来事です。

それでも、私は、このブログで毎日のように怪談をかいています。

書いていて思うのですが、文章を書いて、物語を紡ぐ作業は、精神にとてもよいです。

読んでくださり、反応してくださる方がいるのも、とてもありがたいです。

歳をとって、人生いろいろあっても、自分は変わらないなと思います。

これであと少し、本を読む速度が戻ってきてくれれば、いいのですが。

本日は、普通に自分が日常の中で思っていることでした。

読んでくださってありがとうございます。

失礼します。

 

 

 

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