「機動戦士ガンダムNT」小説版、読みました。劇場へ行くかは微妙。
こんばんは。本気で本です。
明日いよいよガンダムの新作「機動戦士ガンダムNT」が劇場公開されます。
みなさん、劇場へ行かれますか?
僕はまだ未定です。
ただ、小説版はすでに購入して読ませてもらいました。
小説はおもしろかったです。
でも、公開されてすぐに劇場に行く気にはなっていないという微妙な精神状態なのです。
画像出典元URL:http://eiga.com
上の画像は、映画を観た人、小説版を読んだ人からすると、そうだね、ガンダムNTってこういう話だよね、と納得できるヴィジュアルだと思います。
このポスターもまたネタバレそのものですね。
僕はガンダムNTの直接の前エピソードである「機動戦士ガンダムUC」好きだったので、お話的にUCの一年後という設定のNTには企画の発表段階から興味がありました。
UCの主人公のバナージやミネバは登場するのか? UCガンダムは? 等々、気になっていたのです。
で、ガンダムNTのお話ですが、まずUCの原作者である福井晴敏の小説「機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り」を元に書かれた映画「機動戦士ガンダムNT」の脚本があり、それをさらに竹内清人が小説化した小説版「機動戦士ガンダムNT」が存在します。
いま書店で売っている小説版は竹内清人が書いたものです。
もともと小説版からスタートしたUCの場合、僕は福井晴敏の小説を新刊の発売と同時に買って楽しみ、その後のOVA化、再編集されたTV放送版と順を追って楽しんできました。
ガンダムは、産業として大きくなりすぎているので、今回のNTのように、小説版が複数あったりすることも過去にもありました。
逆襲のシャアは、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」、「機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー 」と1本の映画に複数の小説版があって、当時、僕はすべての小説を読んで微妙な違いを楽しんだりしました。
さてNTも、これで福井晴敏が自ら小説版を書けば、小説版が二種類になるのでしょうか? 僕は活字ガンダムのファンなので、それはそれで歓迎ですけれども。
結局、NTはどうなの?(ネタバレ含む)
あくまで小説版のお話ですが、NTはSFです。
宇宙世紀もののガンダムがずっと追ってきたニュータイプに焦点をあてた作品です。
ニュータイプとはなんなのかが、作品の一番の謎です。
そして、それに対する答えもちゃんと用意されています。
宇宙での生活に適応した人類(ニュータイプ)。
現在のガンダムの作り手たちがそれをどうとらえているかが、今回の「機動戦士ガンダムNT」です。
僕はSF小説のファンなので、日本を代表するアニメシリーズが、初期の頃からのSFとして志を失わずに新作を制作してくれてるのは、非常にうれしいです。
それとこれは本当に直接的なネタバレですが、小説版ではバナージはちょこっと登場します。ミネバもでます。
UCで彼らがしたことは無駄にはなっておらず、あれから世界が動いている描写があります。
最終結論として、不死鳥と呼ばれるガンダムUC3号機を見たい人、UC以後、あの世界でニュータイプがどうなっているのか知りたい人は、「機動戦士ガンダムNT」オススメです。
最初のガンダム、もしくはゼータくらいまでしか知らない人、またガンダム未経験者でも、SF好きならこの作品はSFアニメとして楽しめると思います。
こうして記事を書いてたら、映画観たくなってきましたね。
僕も劇場へ行ったら、また記事を書きますね。
小説版は、まずSFで、モビルスーツ戦もすごいし、ガンダムっぽい青春ストーリーでもあるし、こちらもオススメします。少し待てば角川文庫(かスニーカー文庫)に入ると思いますよ。
2018年11月公開の映画機動戦士ガンダムNTナラティブ予告編