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昨年、暮れのRIZINでメイウェザーを観た

こんにちは、本気で本です。

 

明けてもう4日め、本日は1月4日、恒例の新日本プロレス東京ドーム大会が行われる日です。

 

僕は地方に住んでいて、東京ドームまではさすがに行けないのですが、首都圏のプロレスファンはこの大会を初詣のように、年中行事にしている人も多いらしいですね。

6万人近くが入るドーム球場では、ほとんどの観客はリング上の攻防は肉眼ではなく、ヴィジョンで眺めます。

ドームに限らず、大型会場での格闘技の大会は、観に言っても、選手の攻防というよりも、場の雰囲気を味わいに行くことになる場合が多いですよね。

僕は、名古屋ドームや名古屋ガイシホール(旧レインボーホール)では何度か観戦しにいきましたが、とにかく会場が広すぎて、安い席ではリングははるかかなた、ヘビー級の超重量級の選手でさえ、ほんのちっぽけにしか見えません。

ちなみに僕は、レインボーホールにK3(軽中量級のK-1)のトーナメントを見に行ったのですが、これはそもそも選手の体格がそう大きくはなく、キックボクシングのパンチと蹴りの攻防なので、しかもスピードが速くて、本当になにをやっているのかよく見えない観戦でした。

しかも、トーナメントでフルラウンド闘う試合も多くて、興行自体が4時間近くやっていた気がします。こうなると途中で帰る観客も多く、終わりの方の試合は観客の疲れている感が会場にみなぎっていました。

東京ドームのプロレス興行も一時は試合数がやたら多くて、試合だけで約半日かかる興行だったりしましたよね。

いくらプロレス好きでも半日も見続けるのはしんどいと思います。

器も観客数も、試合数もいろいろ。

巨大なドーム興行はそのスケールの大きさは認めますが、観客として見に行くプロレスの大会としてはオススメしません。

タイトルマッチなどお目当ての試合が特にないのなら、プロレスはせいぜい観客数2000人くらいまでの地方の体育館で見るのが、見やすくて、選手との距離も近くて、ベストだと思いますね。

 

さて、格闘技興行といえば年末、大晦日のテレビ中継もいつの間にか流行って廃れて、いまもどうにか継続しているのですが、昨年末は、横浜アリーナのRIZINのリングで、元プロボクシング5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニアと28戦28勝のキックボクシング世界王者那須川 天心の対戦が組まれました。

現在二十歳の那須川 天心が天才的なキックボクサーであるのは、日本の格闘技界では知れ渡っていて、僕も天心がすごいという噂は聞いていました。(僕もフルコンタクト空手の道場を経営したり、選手として試合しているので、国内の選手の噂はあちこちから入ってきたりするのです)

ただ、結果をみれば明らかなように、やはりメイウェザーとは格が違いました。

格闘技の世界には、天才、最強と異名をとる選手はたくさんいますが、メイウェザーは200年に1人の天才と言われるだけあって、普段の試合でも他の選手とは次元の違う動きを見せてきました。

普通の人間がデビューして1勝するのも大変なプロボクシング界で、50戦して50勝無敗で5つの階級で世界王者になった人間は彼以外存在しませんし、今後もおそらく現れないと思われます。

天心vsメイウェザーは、3分3ラウンドのエキシビィジョン(公式戦ではない試合)として行われ、攻防はパンチのみのルールで対戦しました。

日本が誇る天才天心は、プロボクシングの世界的天才メイウェザーにかなうのか?

結果は天心の惨敗でした。

エキシビィジョンとはいえ、判定以外の勝敗はつけるとのルールで、日本の格闘技ファンの多くがフルタイム引き分けのドローか、もしくは倒せないまでも天心が得意のパンチでダウンを奪う場面を期待していたのに、1R139秒でメイウェザーのTKO勝ち。

動画で見直せばわかるように、天心はいいとこなしのボコボコでした。

おそらく5~6キロの体重差(メイウェザーが重い)があったとはいえ、テクニック以前にフィジカルとオーラ!!で圧倒させられ、なにもさせてもらえないまま、139秒で試合終了です。

米国のメディアに「茶番劇」と評されたこの試合。

日本の格闘技ファンとしては、これまで日本で生のファイトを披露したことのなかったメイウェザーがプロボクシング引退後とはいえ、初めて日本でそのすごさを披露した大事件だったと思います。

本当に強いやつを見たい、ファンのその欲求に応えるためにRIZINは10億円(推定)のギャラを用意しました。

なんと贅沢な139秒でしょう。

引退したプロボクサーと現役のキックチャンピオンが、階級も揃えずにパンチのみのルールで、横浜アリーナを満員にして、地上波全国テレビ生中継で、試合をする。

格闘技のこうしたバカげたところが好きなファンは多いと思います。

僕はこういうのは好きな方です。(もったいないとも思うけれど)

さて、おそらく今後の参戦はなさそうなのに、多額のギャラを払ってメイウェザーの一大プロモーションを行った形になったRIZINの今後が心配でもあり、楽しみでもあります。

ここまでやれるなら、RIZINのリングでならどんな夢の対戦も叶えてくれそうな気がしますね。


那須川天心 VS フロイド・メイウェザー Floyd Mayweather vs. Tenshin Nasukawa

 

長女も、こちらの試合を観ていたそうです。

長女いわく、「これじゃぁ、天心には荷が重すぎて、ある意味、酷です。

いろんな意味で、漢の涙を観たデスッ!!!!!」

だそうです。

さすが、漢とかいてオトコと

長女:「チガウデス」

 

 

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