9歳の彼。それが私の主人です。#2
こんばんわ。
長女です。
勢いで書いておりますが、ざっと、こんな感じです。←ほんまにざっくり。しっかりと背景を書いてくのでどうぞお待ち下さいです。
話を戻して。
実は、今日は主人が初めての専門外来だったのです。
発達障害、知的障害専門の医師に診てもらうには大きな病院でしか診てもらえないので、紹介状が必要でした。←それも半年待ち。
医師に、はっきりと言われました。
『精神科の先生の見解と同じく、彼はもう、分かりやすい。
単純な知的障害、精神遅滞で間違いないです』
と。
そこまでは良かった。もぅ、彼が知的障害と分かっているから。
『彼の知能指数はIQ43。
奥様が知的障害について勉強しているのであれば理解できるかと思います。
等度は中等度。
年齢で言えば7才〜9才。
学年で言えば小学生の低学年程度。
本来であれば手とり足とり、彼に支援をしなければいけないです。
まぁ、はっきり言うと重度です。
今まで一般企業でここ最近まで働いていたのが、奥様も感じたように僕も不思議なくらいですよ。
でも、背景が見えました。
何が起こっていたのかも。
今までの10年が、彼です。
これからまた10年かける思いで、精神面を治していくしかない』
と。
私は、どこかで期待してた。
本当は重度なんかじゃないって。
軽度だって。
毒母が『息子は軽度だから、ちょっと足りないだけよ』って甘い言葉に。
でも、
やっぱり、毒母は毒母。
本当のことなんかひとつも伝えてもらったことなんてない。
『彼が一般就労するにあたってステップアップするには給与面も含めて、厳しい現実が待ってる。
奥様がそうしたように、今の彼はまさに、就労継続支援B型が合ってるんだ。
常に指導員がいて、同じことを何回も聞いても怒られることなく、手順書を通じて支持する環境がね。
でも、将来的なことを考えるとなると、話が繰り返しになるけど彼を支えていくのは何十年もかかる。
何十年もかけて、やっていくんだよ、これからも』
重くのしかかった。
平気な顔して聞いてたけど、
噛み締めた。
診察室を出てから、ぼう然とした。
涙が出た。
こらえるのに必死だった。
私の主人は、9歳なんだと。
つづく。。